O様 S2000 AP1
塗装劣化の為オールペンのご依頼をいただいたのですが、
部品をばらしていくうちにエンジンルームからトランクルームまで錆・シーリングの割れが発生していました。
なんだかんだとボディの中から外まできれいに新車以上の仕上がりになりました!
【主な作業内容】
・全塗装(ホンダ純正 130Rホワイト クリア ロックペイント グランドクリヤー2:1)
・劣化した塗装の剥離・鈑金
・エンジンルーム・室内・トランクルームの錆取り、防錆・シーリング・塗装
・下回りの錆取り、防錆・シーリング・アンダーコート塗装
・シャシ部品・アーム類の錆取り、防錆・シーリング・塗装
・アーム類のブッシュ打ち換え
・エンジンカバー ちぢれ塗装
・ボディガラスコーティング施工 など
サビが発生しているところは、とにかくサビをきれいに取り除くことが大事です。
細部まできれいに取り除くため当店ではレーザークリーナーを導入し、錆処理をしています。
レーザーを使用すると不純物もいなくなるのでサビづらくなります。
サビを取ったら防錆材を塗布し、しっかりシーリング施工します。
シーリングは劣化で割れてしまうこともあるのでサビやすい箇所も含めてシーリングしなおします。
サビは放っておくと進行する一方なので早めの対処をおすすめします!
レーザークリーナーはサビ取りのほか、ドアヒンジやブレーキキャリパーなど構造が複雑なものでもの汚れや塗膜も剥離することが可能です。
今回凹みやレストアのようにパネルを作ることはありませんでしたが、トランクルームが雨漏りで部分的に腐食が進んでおりました・・・大事なリアフレームまで。
貴重な新品パネルを入手したので剥がして溶接していきます。
もちろん強度が低くならないよう工夫して強度をもたせつつ溶接します。
溶接機はケースバイケースで複数台の溶接機を使い分けて溶接します。
ブッシュを打ち換えるついでにアーム類もレーザークリーナーで清掃し、シルバーに塗装。
新品よりきれいになりました!
サビ・汚れと散々戦った後、最後の最後にボディの塗装です。
130RホワイトはNSX限定の色でとにかく真っ白!!
分解できるものは分解して塗装した方が断然きれいに上がります!
クリアーも塗膜が厚くて高硬度なクリアーを使用しました。
クリアが違うと耐候性などはもちろん、とにかくツヤが全然違います。
オールペンをする際はその辺りも相談した方が良いと思います。
ヘッドライトも劣化したクリア膜を剥がして、ヘッドライト専用のクリアを塗装してきれいになりました(⌒∇⌒)
ガラスコーティングをすることによって汚れや傷の防止になるので、オールペンをした際には施工をした方が洗車などのメンテナンスも楽にきれいに保てます。